禁煙外来

タバコは趣味・嗜好・習慣なのだと考える方もいらっしゃると思います。しかし、なかなかタバコをやめられない方が多いのは、ニコチンの持つ強い依存性が原因です。厚生労働省の調査によると、喫煙する方の70%はニコチン依存症といわれ、治療が必要な病気とされています。

禁煙外来 画像

検査

専用の問診票に記入していただいた後、息の一酸化炭素濃度を測ります。

治療

禁断症状を抑え、スムーズに禁煙できるようにサポートいたします。
健康保険が使えるニコチンパッチ(貼り薬)やチャンピックス錠(飲み薬)を用いた治療を行っています。

喫煙による身体への影響 大事な家族を守るために

我が国の三大死因は①がん、②心疾患、③脳血管疾患となっており、全体の6割近くを占めています。喫煙はこの三大死因すべてに共通した危険因子であり、「予防可能な最大の死因」とされています。また、自由喫煙の居酒屋などは、北京の最悪汚染時に匹敵するPM2.5レベルと言われています。さらに受動喫煙により心筋梗塞は約1.44倍、脳梗塞は約1.7倍になると報告されています。ご家族を守るためにも禁煙は重要です。

日本でのタバコの経済効果

タバコによる経済的損失は医療費17,680億円、消防・清掃費用1,918億円、労働力損失23,664億円で合計4兆3,264億円になると推測されています(医療経済研究機構,2010)。
ちなみにタバコによる税収は1996年以降、年間約2兆2,000億円となっています。